三胴船設計における干渉現象

10th International Conference on Fast Sea Transportation - FAST 2009, Athens, Greece, October 2009

三胴船における主船体と副船体の間の流れの干渉効果は、全出力と副船体の位置に大きな影響を及ぼします。本研究の主な目的は、干渉現象を説明する物理的理由を解明することです。

大型三胴船HALSSの水力学研究およびモデル試験によって、副船体の長手方向位置のわずかな変化(主船体長さの15%)によって、抵抗の大きな変化(70%)が生じることが示されました。また、船尾流れにおけるスケグの影響も観測されました。

干渉効果をもたらす要因を完全に明らかにするため、さまざまな計算コードを用いて数値流体力学計算を実行し、モデル試験のデータと比較しました。

本論文には、NSWCCDにおけるHALSSモデル試験の結果が含まれています。試験は、さまざまな船首部分を選定するため主船体に対して実施され、また、3つの長手方向位置と3つの横方向位置の副船体を持つ三胴船に対しても実施されました。

これらの実験結果は、下記のCFDコードを用いた数値力学計算の結果と比較されました。
・FINE™/Marine
・FLUENT
・SWIFT (Ship Wave Inviscid Flow Theory)
・MQLT (Modified Quasi Linear Theory)

これらすべてのテストケースに対して、多胴船の将来の設計手法を支援するため、計算結果と実験結果の総合的な比較が示され、FINE/Marineが最も良い結果を得ることができ、定量的な評価に使えることが分かりました。

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