クリーンでないCADから直接メッシュ生成し、設計プロセスを加速

このケーススタディは、クリーンではないCADを処理し、メッシュを生成する作業が、HEXPRESS/Hybridを使用することで、わずか1日以内で実現できた例を示しています。

近年、CFDがめざましい発展を遂げているにもかかわらず、最大のボトルネックとなっているのは、クリーンでないCAD形状データです。今日、この業界では、工数の50%以上が手作業によるCADのクリーンアップであり、通常、この作業には数週間を費やします。NUMECA Internationalは、自動車全体のモデルを閉じるための全自動ソリューションを提供する最初のソフトウェアとして、HEXPRESS/Hybridを発表しました。

HEXPRESS/Hybridは、volume‐to‐surface (ボリュームメッシュを作成してからサーフェスメッシュをを作成するタイプの) メッシャーで、octree (八分木)による手法を使用しており、全自動でエッジのキャプチャし、柔軟に境界層を挿入する機能を搭載しています。主な利点の1つとして、CADのクリーンアップ、サーフェスラッピング、サーフェスメッシュ生成といった作業を省略し、クリーンでないCADから直接ボリュームメッシュを作成することができます。

CFDプロセスの第一段階ではCADが単純化され、クリーンアップされます。このプロセスにおいて、CFDシミュレーションにとって重要ではないパーツ(電気ケーブル、インテリア、シート、トランクなど)は、削除され、ウォータータイトな(隙間のない)サーフェスが作成されます。この単純化されて閉じられた形状は、大抵の場合、200万から400万程度の三角形要素を持っていいます。HEXPRESS/Hybridは、こういった形状に対して、CFD解析で必要となるメッシュを生成するために、広範な分野で使用されています。元のCADファイルを直接処理できる機能は、他のソフトウェアには搭載されておらず、HEXPRESS/Hybridの最も優れた点の1つと言えます。

自動車のフルモデルのCADは、大抵の場合、約20個程度のファイルやパーツで構成されており、それぞれが500万から3000万の三角形要素を持っています。

自動車のフルモデルにおいて、形状を自動的に閉じるためにHoleSearcherが使用できます。この閉じられた形状に対して、高品質な6面体が主体のメッシュを数日で作成できます。

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